ワークショップの積極的展開
1月以降、中堅及び中小企業からの支援依頼が増えている。中堅及び中小企業にはワークショップを積極的に提案している。その理由は中堅及び中小企業にとっては研修よりもワークショップの方が高い効果を実現できるからである。
大手企業と比較すると中堅及び中小企業は人材の質量ともに制約がある。大手企業の場合は人材が揃っているため、研修内容を自社に合わせて変更しながら実践していくような取り組みが可能である。一方、中堅及び中小企業の場合は人材の制約から、そのまま活用できるノウハウを提供することが必要となる。変更を加えることなく、そのまま活用できるノウハウを支援対象先と協力しながら準備できることがワークショップの最大の効用である。
研修では講師が進行を担当するが、ワークショップの進行はファシリテーター、つまり進行役が担当する。ワークショップの進行では双方向での意見交換が必要不可欠であることから、ファシリテーターは研修講師よりも高度なノウハウが要求される。
ワークショップには研修よりも業務に結びつけやすいという効用に加えて、参加者の時間制約を短時間で済ませることができるという効用もある。現在、提案しているテーマに限らず、ワークショップの効用を説明しつつ、中堅及び中小企業を中心に積極的に展開してきたい。