株式会社プロセスイノベーションからのお知らせ

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組織文化刷新に関する助言

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2018年から継続的に支援している中堅企業が組織文化の刷新に取り組み始めている。懇意にしている部長がプロジェクトのまとめ役を担当していることから、進め方に関する助言を依頼された。
助言を依頼された背景はプロジェクトの計画に関する不安感であった。プロジェクトは立ち上げ、計画、展開、終結の4つの段階で進めることができる。組織文化刷新プロジェクトは現時点は計画の段階に入っている。プロジェクトの主要メンバー参加のミーティングを開催したものの、次回以降の進め方を具体的に描けていないことが不安感の原因であることが確認できた。
確認事項を踏まえて2つの助言を行った。1つはプロジェクトの目的を具体化すること、2つ目は創発型戦略立案方法を取り込むことである。プロジェクトのまとめ役中心に、プロジェクトの目的を適切に表現できている。しかし目的に含まれている「キャリア開発」などのキーワードの意味を主要メンバーで共有できていないため、プロジェクト進行を阻害することが懸念される。懸念を払拭するために、目的の具体化を通じてキーワードの意味に関して共通認識することが必要である。
また戦略立案方法には分析型と創発型の2つがある。分析型は理路整然と進めていくが、創発型は試行錯誤を繰り返すことを前提にしている。組織文化刷新プロジェクトは試行錯誤を必要不可欠であるため、創発型戦略立案方法を取り込むことを助言した。