組織文化刷新の取り組み
中堅製造業2社から組織文化の刷新を相談されている。1社はプロジェクトを立ち上げており、具体的な進め方などを助言している。もう1社はプロジェクトを立ち上げ前であり、中期経営計画のサイクルに合わせて取り組みを開始しようとしている段階である。2社の状況は異なっているが、人事部門の責任者に転職経験がある点は共通している。
組織文化に対する問題意識は、2社以上の企業を比較することによって芽生えやすく、生え抜きの社員より転職経験者の方が組織文化を刷新することの必要性を認識しやすい。組織文化の刷新は中長期的に取り組むことが必要である。組織文化を刷新できれば組織は活性化して、業務遂行を通じて売上高や利益といった経営成果の向上に結びつけることが期待できる。組織文化を刷新することで組織が活性化すると、業務の生産性と職場満足度の両方を高めることができる。このように重要性が高い組織文化の刷新は焦ることなく、計画的に取り組むことが必要である。
現在、相談されている2社については、人事部門の責任者と協力しながら、実現すべきゴールを見据えながら、計画的に取り組んでいきたい。