株式会社プロセスイノベーションからのお知らせ

お知らせ

DXの本質と基本条件

190515パソコン画面のグラフ
中堅サービス業からDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する相談を受けている。窓口担当者は、自社の社長からの強い督促を受けて、迅速に推進したいと考えている。競合先との関係などからDXを迅速に推進すべき状況は発生する。推進を急ぐか否かに関わらず、3つの基本条件を整えることが必要不可欠である。
基本条件の1つ目は目指すべき状態の明確化、2つ目のITの有効活用、3つ目は推進体制の整備である。相談を受けている中堅サービス業に対してDXの本質と基本条件を説明している。
DXの本質は、業務とデータのデジタル化によって生み出された余力を使った付加価値の向上にある。本質を追求するには、付加価値を向上させた状態、つまり目指すべき状態を最初に明確にすることが必要である。付加価値を高めるには、新規事業の開始、既存事業での新規顧客開拓や新商品開発など、様々な選択肢が考えられる。
デジタル化を進めるにはITを活用することが必要である。従来通りのIT活用にとどまらず、より有効な活用を実現することが期待される。目指すべき状態を明確にして、ITの有効活用を実現するにはプロジェクトを立ち上げるなどの推進体制を整備することも必要である。
この3つの基本条件を整えることでDXの本質である付加価値の向上を実現できる。社長を含めて主要メンバーがDXの本質を理解した上で、基本条件を整えることが期待される。