好機を活かすための差別化
2016年から8年間、継続して複数テーマの研修を担当している地方自治体において好機が到来している。この地方自治体は現在、複数の研修会社を起用しているが、その中の1社が撤退することになった。競合の撤退に伴い、この地方自治体と直接契約している協力先からの要請によって、新しい研修テーマを提案することになった。研修の対象者は職場リーダーであり、延べ3日間を使っての複数の重要事項を取り上げる内容である。
好機を活かすためには魅力的な提案内容が必要である。他の研修会社も提案してくることが予想されるため、競合と差別化することによって魅力度を高めることが必要になる。
差別化するために、3つの要素を組み合わせることを考えている。差別化のための要素の1つ目は職場活性化の条件である生産性と職場満足度の両立である。2つ目は計画的な人材育成と課題解決である。3つ目は職場のメンバーへの個別対応のためのコーチングとチーム単位のミーティングの効果を高めるファシリテーションの活用である。
協力先と提案対象の地方自治体の両方の期待に応えることができるような、差別化された提案を準備することによって、この好機を活かしたい。