支援継続の理由
11月中旬の研修当日に中堅専門商社の経営者と打ち合わせを実施して、来年の支援継続に合意した。研修には課長から会長の30人以上が参加して、グループ討議時間に経営者との打ち合わせを毎年、実施している。打ち合わせ参加者は代表権を持つ会長と社長の2人である。2004年に当時の社長であった現会長からの依頼で支援を開始して、今年は20年目の節目の年になる。長い期間にわたり支援が継続できている理由は会長と問題意識を共有できていることにある。
研修当日、自社の将来に最も危機意識を抱いているのは会長であることが再確認できた。会長と意識を共有した上で研修を中心とした支援に反映させることができていることが来年の支援継続に結びついたと受けとめている。
当面の危機意識は2つある。1つは主要事業における最大の仕入元の経営方針の変更である。この仕入元は、この中堅専門商社の主要株主の1社であるだけに慎重な舵取りが必要にある。もう1つは人材採用の難しさである。来年の支援においては人材採用の難しさを中心にすることが基本合意できた。来年4月からは今年の研修テーマである第7次中期経営計画の1年目が始まるが、年明けから窓口の管理部門の責任者と協議しながら支援内容を具体化していきたい。