新天地での定着
昨年4月の担当開始後、再就職支援において就職決定人数が増えている。就職決定は成果の1つであるが、到達点として職場定着を意識することが必要不可欠である。再就職支援における就職決定は簡単ではないが、職場定着はより難しく、新天地での定着は就職決定の3倍以上の難しさがある。その理由は新天地で業務を始める時点で前職との環境の違いなどの実態を体感することになるからである。
採用決定時の面接で新天地についての情報を得ることができるが、その情報は面接担当者の感覚による情報に過ぎない。しかし入社後に直面する実態は、その人材が持つ価値観によって判断される。その結果、入社後に面接時の情報と著しい相違を感じることもある。こうした相違を乗り越えることができてこそ、新天地で定着できる。新天地での定着のための支援は必要不可欠でありメールだけではなく、面談も組み合わせるべきである。
幸いにも1月4日(木)に9月に就職を決めた40歳代の男性と職場定着のための面談を実施できた。面談で新天地において業務記録を取りながら環境適応のための努力をしていることが確認できたため、定着可能性が高いという安心感を抱くことができた。今後も新天地での定着支援を積極的に行いたい。