株式会社プロセスイノベーションからのお知らせ

お知らせ

メンタルヘルスと管理職の役割

190326オフィスでの握手
労働安全衛生法の2014年改正に伴いストレスチェック制度が導入されましたが、2017年に生産性本部が行った調査から20歳代の若い世代でのメンタルヘルス不調者の増加が確認されました。そのためにメンタルヘルスの健全性を保つことが重視されています。メンタルヘルスの健全性を保つための方策にはセルフケアとラインケアの2つがあります。セルフケアとは若い世代を含めて全員に期待される方策です。セルフケアとはメンタルヘルスの状態を自己管理することです。もう1つのラインケアは管理職に期待されている役割です。セルフケアでは、個人による取り組みのバラツキが避けられないため、ラインケアの役割は重要です。
 ラインケアには観察、声掛け、橋渡し役の3つの要素があります。ラインケアは組織のメンバー1人1人を観察することから始まります。声掛けとは、気になったメンバーに声を掛けて様子を確認することであり、橋渡し役とは人事部門やメンタルヘルスの専門家に相談することです。3つの要素では観察が最重要です。メンタルヘルスの重要性が高まっているため、管理職にはメンバーの日常の立ち振る舞いを掌握してラインケアを推進することが求められます。5月末に担当した管理職研修でラインケアの重要性を強調しました。