支援対象別の効果
マーケティングには顧客が消費者であるBtoC、企業であるBtoBがある。マーケティング同様、コンサルティングも支援対象の顧客に応じた取り組みにより効果を高めることができる。
コンサルティングには個人を支援するキャリアコンサルティングと、企業を支援する経営コンサルティングがある。経営コンサルティングは企業内で核となりうる人材をみつけて取り組むことが必要である。適切な人材をみつけることが支援の効果を高めるための条件である。
キャリアコンサルティングは支援対象の個人を理解することが必要不可欠であり、選択肢が限定されがちである。経営コンサルティングは核となる人材に複数の選択肢があること、組織的な意思決定に基づき展開できるため阻害要因が発生しても複数の選択肢を準備できることからに効果を高めやすい。
マーケティングはBtoBよりBtoCが難しいが、コンサルティングも個人対象のキャリアコンサルティングの方が難易度が高い。昨年4月以降、キャリアコンサルティングが中心になっていることから、支援対象の個人を的確に理解することによって効果を高めていきたい。