新天地での滑り出し
6月末に退職した営業担当者が7月1日から新天地で活動を開始している。最初の1ヵ月を高い意欲で乗り切ることができたため、順調に滑り出すことできている。転職の過程で支援したが、現時点での成功事例である。成功事例である理由は2つある。1つは現在の勤務先を私が推薦したこと。もう1つは応募に当たり志望動機の原案を作成したことである。
現在の勤務先は、ある協力先経由で関係をつくった実績があった。ホームページを確認した範囲では新しい人材を募集して様子が無かったが、転職支援対象者に、ホームページ上の問い合わせから連絡することを助言した。この助言が応募のきっかけとなった。
次の応募書類提出において、支援対象者が準備した応募書類案を確認したところ、履歴書の様式に欠陥があり、志望動機欄が無かった。そのため本人の代わりに私が志望動機の原案を作成した。こうした支援をもとに6月中に転職を決めることができた。
活動における意欲の高さは職場の人間関係に影響を受ける。6月以前の職場では本質を外した干渉を受けており、低い意欲の中で悩んでいた。致命的であったことは干渉していた当事者は助言をしているつもりであり、その助言が軽視されているという不満を持っていることであった。組織運営を担うべき人物に能力が無い場合、こうした致命的な事態が発生してしまう。今後も、この営業担当者の活動を見守りつつ、貢献度を高めることができるように支援していきたい。