ノーセールスノージョブ
7月から開始している個人向け職場定着支援は9月で3ヶ月目を迎えている。これ迄は順調に推移しているが、次回の相談では支援対象者にとっての組織的な課題である営業活動を取り上げる予定である。アメリカにはノーセールスノージョブという格言があり、この格言は営業活動の重要性を示している。
支援対象者は、所属している企業で、これ迄、あまり実績が多くない業種を対象に新規顧客開拓が期待されている。前回の相談で対象業種向けの営業活動の進め方が確立されていないことが確認済みである。
理論を踏まえた成功事例づくりが営業活動の進め方を確立することに結びつく。理論的な裏付けとして、最初に顧客の意思決定に焦点に当てることが必要である。顧客は、気づき、必要性の認識、情報収集に基づき意思決定を行う。この顧客の立ち振る舞いに合わせて、営業活動を進めることが成果に結びつく。成果に結びつくような営業活動を行ってこそ、他の業務が成立する。このような他の業務よりも営業活動が重要であることを表しているのが、格言としてのノーセールスノージョブである。
次回の相談では、対象業種の顧客における必要性の認識、情報収集に適切に働きかけることができる営業活動の進め方を取り上げることを考えている。