計画による組織貢献
転職後の職場定着では組織貢献が必要である。組織貢献の起点は担当業務で成果を生み出すことにある。営業を担当する場合は売上高を中心とした成果が期待される。さらに組織の中核としての役割を果たすためには活動計画を立案することが重要である。売上高などの成果を生み出すための準備として活動計画を立てることで組織の中核として貢献度を高めることができる。
活動計画を立てる時期として節目の3月末が考えられる。多くの企業は事業年度を4月開始の翌年3月終了に設定していることから、3月末は日本全体の節目である。営業においては売上高目標が重要であるが、それ以上に目標達成策として活動計画が重要である。創業間もない企業や少人数の企業の場合には売上高は前年実績を上回ることを目標にすることが考えられる。前年実績を毎年、確実に上回り続けることで成長が達成できるからである。とかく能力が無い経営者に限って、売上高目標を高く積み上げることに意欲を見せる傾向が強い。
活動計画を立てる場合、当事者自身の担当業務に立てこもること無く、周囲との関係を含めて幅広い範囲を取り上げるべきである。こうした範囲の広い活動計画を立てることが組織に対する波及効果を生み出し、組織貢献度を高めることに結びつく。