個別面談を通じた動機づけ
キャリアコンサルティング(個別面談)は当社の担当業務における1つの柱になっています。10月の中旬に年初から個別面談実施回数が100回を超えました。これで4年連続で三桁の回数を数えることになりました。
個別面談において心掛けていることは、対象者を動機づけることです。行動科学の考え方を踏まえると動機づけを行う場合の出発点は対象者の意欲を的確に把握することです。今年の個別面談実績の特徴は1人の対象者に複数の面談機会を設定できていることがあります。2016年からの3年間は、いずれも150回を超える個別面談を行うことができました。殆どが1人に対して1回限りの単発での実施でした。1人に対して複数回の面談を行うことができれば、対象者の動機づけの効果を高めやすくなります。複数回の個別面談を行った対象者は、いずれも動機づけについて確かな手応えを得ることができています。
動機づけの効果を高める上で重要な事は、対象者の個性による印象に惑わされることなく意欲を的確に把握することです。明るく社交的な対象者は意欲が高いという印象になりやすく、反対に寡黙で控え目な対象者は意欲が低いという印象になりやすい傾向があります。対象者の性格ではなく言動を根拠として意欲の高い、低いを把握することによって、動機づけの効果を高めることができます。これからも的確な意欲の把握に基づき、面談対象者への動機づけに注力していくつもりです。