株式会社プロセスイノベーションからのお知らせ

お知らせ

創造性の発揮と模倣の関係

190515パソコン画面のグラフ
ある経営者からの「企業が創造性を発揮するためにはGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)に学ぶべきであるという意見がありますが信用できるのでしょうか?」という質問を受けた。この質問に対して「ある程度は信用できますが、本質的には間違っています」と回答した。
回答の趣旨は以下の通りである。世間の多くの人が主張しているように、GAFAが創造性を発揮している企業であることは事実である。しかしGAFAに学ぶことは模倣であり、模倣だけでは創造性を発揮することはできないからである。創造性とは、自ら考えて、その結果を実践することによって発揮できる。多くの企業は、いきなり創造性を発揮できることはできない。創造性を発揮するための準備段階には、創造性を発揮している企業を先進事例として研究して、その模倣をすることが必要となる。模倣をすることが自ら考え、その結果を実践するための基礎となる。
そのために「GAFAを学ぶことで創造性を発揮できるか」という問いに関する回答は、下記のように表現することができる。準備段階において先進事例として模倣することは意味がある、しかし次の段階では自ら考えて、その結果を実践することが創造性の発揮の決め手となる。