大学生向け就職支援のための個別面談
2月上旬から出身大学のキャリアセンターで大学生向け就職支援のための個別面談を担当している。2月には約20人の個別面談を担当して、3月は40人以上を担当することになっている。1982年3月の卒業から38年の歳月が経過しょうとしている。そのため大学自体や大学生の変化を肌で感じる部分、一方で変化していない部分の両方を実感している。一番の変化は、時代のニーズを踏まえてグローバル化が進んでいることである。具体的には面談対象者の2割近くが留学生であること、日本人の大学生の場合でも2割程度が海外留学を経験していることである。また大学としても2032年には全ての学生が海外留学を体験できる状態を目指している。
一方、昔と変化していない部分で最も重要なことが就職に関する不安感である。この不安感は期間限定のインターンシップでは払拭することができない。そのために個別面談を担当するキャリアコンサルタントの役割としては就職に関する不安感を軽減することが期待される。
この期待に応えるために「エントリーシートや面接を通じて自分の長所や強みを的確に伝えること」、そして「長所と強みを認めてくれる企業を就職先として選ぶこと」を強調している。言い換えると、希望企業に就職することばかりを気にすぎて、自分を見失わないようにすることを助言している。