株式会社プロセスイノベーションからのお知らせ

お知らせ

オンライン形式でのワークショップの可能性

190515パソコン
連休明けに行動科学をテーマとした勉強会に参加した。この勉強会はズーム(Zoom)というツールを使って行われた。ズームはテレビ電話に近いスカイプと異なり、複数人数でのミーティングや研修及びセミナーに向いている。ズームの特徴には主催者と参加者という役割が明確であること、主催者の裁量で全員参加の場面設定と少人数でのグループ単位での場面設定ができることがある。行動科学をテーマにした勉強会は10人以上が参加して延べ3時間半で開催され、1グループ3人のグループ討議が20分程度、組み入れられえた。
感染症拡大による緊急事態下では、勉強会や研修はズーム活用などのオンライン形式で行われることが増えるはずである。今回の勉強会は参加者全員が自分の意志で参加したため、グループ討議も一定の効果があった。このことから参加者が主体性を持っているかどうかがオンライン形式での人材育成の質を左右することが想定される。そのため参加者指定型の研修よりも、参加者が主体性を持って参加するワークショップを選択する可能性が高まることも予想される。
一般的に研修が参加者指定で行われる理由は、研修には参加者の能力と意欲を高めるトレーニングという側面が強いためである。一方、ワークショップは参加者の気づきや学びを重視する傾向がある。そのため、今後、オンライン形式での人材育成では研修よりもワークショップが積極的に行われることが期待される。