株式会社プロセスイノベーションからのお知らせ

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前向きな現状認識の重要性

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新型コロナウイルスの影響から業績が低迷している企業は多く、今後の見通しにおいても消極的な意見が多い。業績が短期間でV字回復することは難しく、時間をかけてのU字回復になるという見通しや、低迷が長引きL字傾向が続くという見通しも散見する。現在のように厳しい環境に直面している場合には、前向きに現状を認識することが重要である。ヨーロッパには「チャンスの表面にはピンチと書かれている」という格言がある。こうした認識を持つことで、危機を好機に転換することができる。
研修やキャリアコンサルティング(個別面談)を題材に、前向きな現状認識を例示したみたい。研修では対面式が減少している。現在の三密回避を求められている環境では、対面式の集合研修を従来通りに行うことは困難であり、ズームを活用するオンライン方式に切り替わりつつある。不慣れな方式に戸惑うのではなく、ズームを活用したオンライン研修に習熟していき、オンライン研修を拡大していくための絶好の機会として認識すべきである。オンライン研修は、従来とは異なるニーズ、例えば隙間の時間を利用して人材育成に取り組みたいといったニーズを充足する可能性を持っている。
研修のみならずキャリアコンサルティング(個別面談)にも同様の傾向が確認できる。従来型の対面式の個別面談を電話やオンラインを活用した個別面談に切り替えるための好機が到来していると捉えることもできる。電話やオンラインの活用は個別面談の頻度を増やすことに結びつくことが期待される。
重要な事は従来のやり方に固執するのではなく、環境に合わせて新しい成功事例をつくることである。そのためにも前向きな現状認識が重要である。