プロジェクト展開の正念場と打開策
2018年に始まってから3年目に入っている共同プロジェクトが正念場を迎えている。このプロジェクトは協力先がクライアントと契約しているが、プロジェクトを立ち上げる準備段階から中心メンバーとして参加している。クライアントが高い問題意識を持っていた「自工程完結」(生産及び事務部門の生産性向上ノウハウ)の推進などに貢献するために、協力先と二人三脚の関係で現在まで展開してきている。
このプロジェクトのゴールはクライアントの中期経営計画の達成に貢献できるような人材育成を行うことである。先月(2020年9月)までに第1フェイズの下地づくりが終わり、第2フェイズに入ろうとしているが、クライアントの窓口部門の部長の力量不足が顕著になり始めている。
クライアントの窓口部門の部長が目先の現象に振り回されていることからプロジェクトのゴールを未達のまま、予算切れのために途中終了が懸念されている。途中終了した場合は、クライアントの窓口部門の部長が改革の障害となったという不本意な幕切れになってしまう。
打開策としては、何よりもクライアントの窓口部門の部長の意識改革が重要である。そのためには契約している協力先による働きかけが必要不可欠になる。今後、協力先と課題を具体的に共有しつつ、クライアントにとってのゴールである中期経営計画の達成に貢献できることを目指して、打開策を実践して正念場を乗り越えていきたい。