株式会社プロセスイノベーションからのお知らせ

お知らせ

デジタルトランスフォーメーションの本質

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1月19日(火)に協力先のホームページで公開したコラム「デジタルトランスフォーメーションの期待と課題」について、何人かの経営者から補足説明を期待されている。その期待に応えるための内容を記述したい。
デジタルトランスフォーメーション(以下DXと略記)は本来、データのデジタル化(デジタイゼーション)と業務のデジタル化(デジタライゼーション)を実現した上で事業価値を高める取り組みのことである。DXの本質はデジタル技術を使っての事業価値の向上である。事業価値の向上が達成できなければDXではなく、業務またはデータのデジタル化にすぎない。業務のデジタル化は、デジタル技術を活用したBPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)として捉えるべきできる。
経営改革の取り組みは一般的にプロセスイノベーション(業務の改革)とプロダクトイノベーション(事業価値の向上を通じた改革)に分類される。業務のデジタル化はプロセスイノベーションと位置づけることができる。
本来のDXとは、デジタル技術を活用したプロセスイノベーションを基礎として、その成果を踏まえてプロダクトイノベーションを実現することである。このような難易度が高い取り組みに挑戦できる企業は、一部の組織力が高い企業に限定される。組織力が高い企業とは経営トップ、第一線の管理職、スタッフ部門が三位一体で経営改革に取り組める企業である。DXに本気で取り組むにはデジタル技術を導入するだけなく、三位一体で経営改革に取り組むことができる組織力を身につけるべきである。