株式会社プロセスイノベーションからのお知らせ

お知らせ

研修効果の高め方

190326ビジネス電卓とノート
10月中旬に研修の準備を開始するために、クライアントの人事部門と打ち合わせを実施した。人事部長が研修効果について問題意識を持っていることから、打ち合わせでは研修効果を高めるには、研修内容に実践課題を組み入れること、実践課題に業務遂行を通じて取り組んでもらうことが必要不可欠であることを説明した。研修が知識習得にとどまっている限り、効果は期待できない。研修参加者が業務遂行を通じて習得したノウハウを実践してこそ、効果に結びつく。このクライアントに提案した研修内容も、他社と同様に、最後の演習が実践課題となっていることを再確認した。
実践課題に取り組んでもらう場合、研修対象者が管理職昇格以前の若いメンバーである場合は、実践課題に対する取り組みを管理職が確認して助言を含めてコメントすることも必要であることも説明した。
管理職が実践課題への取り組みを確認して、日々の指示や動機づけに反映させてこそ、研修内容が業務遂行を通じて、効果を発揮することになる。そのため研修内容を具体化する過程で、実践課題に使う演習様式は、管理職が確認結果と助言などを記入できるように設計することになる。
さらに管理職による実践課題に基づく指示と動機づけ導を期待するには、研修内容を管理職に公開することが必要である。研修の準備または実行の過程において、研修事務局の役割を担う人事部門が、管理職に対して適切に働きかけることの必要性についても説明した。