中期経営計画のローリング
2004年から継続支援中の中堅企業の経営者と来年の支援について話し合った。このクライアントは現在、2024年3月期までの第6次中期経営計画1年目の取り組みをしている。来年の優先課題は中期経営計画のローリングであることを共通認識できた。
中期経営計画のローリングとは3カ年計画の1年目が終了した2年目に、その年を起点とした3年間の計画を立案することである。この中堅企業にとっては2022年4月から3年間の計画を検討することになる。そしてローリングする対象は売上高や利益といった経営成果目標ではなく、目標達成策とすることで合意できた。
このクライアントは2010年代からの業績は減収増益の傾向であるものの堅調に推移している。この傾向から2024年3月期以降も売上高を継続的に増加させることが期待されている。そのため来年4月以降の時期に、継続的な売上増加策を再検討すること、再検討に当たり2025年3月期までを対象とすることを合意できた。