研修の効果を高めることを目的に顧客に提案することがある。顧客提案の前提として研修での良好な手応えが必要である。研修で講師を担当して良好な手応えを実感できれば、顧客提案の裏付けになる。研修での手応えは演習を通じて把握することができる。グループ討議の白熱度、充実した討議内容の発表が良好な手応えの具体例である。
１月下旬に中堅製造業を対象に顧客満足度向上を目的にした研修を実施した。この研修では、６時間の中に３つの演習を組み入れ、２つ目の演習をグループ討議とした。グループ討議のテーマとして自社ホームページの有効活用を設定した。１４人の参加者が４つのグループに分かれて討議をしてもらったが、すべてのグループに熱心に討議してもらえたことから討議時間を延長した。また発表内容も充実していた。
討議時間の延長を研修全体の進行で調整して、予定通りに研修を終了できたため、想定以上の良好な手応えを実感できた。同じテーマの研修を春以降、別のメンバーを対象に実施する予定になっている。そのため提案のタイミングを判断しつつ、プロジェクト立ち上げ支援の提案をしていくつもりである。